袋を開けて調味料とかやくを入れ、熱湯を注いで3分待てば食べられる。
インスタントラーメンは作るのが最も簡単な食品であり、ご馳走とは言えないが、すぐにお腹を満たすことができる。しかし、インスタントラーメンの地位が低下しつつある。世界ラーメン協会の統計によると、2013年から16年で、中国大陸部と香港のインスタントラーメン年間販売量は約80億袋減少した。
小さいカップヌードルは転機を迎えた。インスタントラーメンの売上減少の背後には人々の生活スタイル、消費構造の変化がある。
インスタントラーメンが「冬」迎える
インスタントラーメンは1950年代に日本で誕生し、数十年で世界各地に広まった。
中国は世界最大のインスタントラーメン生産・販売国である。1990年代から中国のインスタントラーメン売上高は18年連続で大幅増加し、2013年の中国大陸部と香港のインスタントラーメン販売量は462億2000万袋に達した。1秒に1465袋が開けられた計算になる。
しかし、2013年に中国のインスタントラーメン業界は下り坂に入り、2016年の大陸部と香港のインスタントラーメン販売量は385億袋に減少した。
国内のインスタントラーメンメーカーは「冬」に入り、大手の康師傅と統一が資産を売却し始めたことからも、業界は冷え込んでいるとわかる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月3日