重慶を例に挙げると、両江新区は世界ロボットメーカー上位5社のうちの4社を引き入れ、研究開発・応用サービスを一体化したロボット及びスマート設備産業チェーンのひな形を形成し、22種のロボットを開発し、組み立てなど14本の自動化モデルラインを建設した。
重慶市両江新区産業促進局の李光常務副局長は、「以前は長江デルタ、珠江デルタしか知られていなかったが、産業ロボットも自動車の発展に伴い自動車分野に広く応用されるようになった。今では中西部の自動車産業は急成長し、ロボット産業の発展の良い条件を作り出している」と話した。
企業にとって、産業ロボットの導入は割に合う売買だが、ロボットを大量導入する企業が少ないのはどうしてか。
李光氏は、「2~3年にわたる初期の調査研究で、製造側にも使用側にもロボット応用において難点があることがわかった。ロボット購入は使用する企業のキャッシュフローに関わる。また、支払い方法につまずく生産企業が多い。ロボット生産には多額の費用がかかるが、設置後に支払えば製造側の持続可能な発展を制約することになる」と分析。
資金難を解決し、ロボット産業の発展を促進するため、重慶市両江新区は両江ロボット・ファイナンスリース有限公司を設立した。同社の申輝昌常務副総裁は、「全国に数千社のファイナンスリース会社があるが、弊社はロボット向けの唯一の会社。製造側と使用側に資金の解決プランを提供し、産業ロボット計2500台を提供、2017年は1000台に達した」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月3日