真の勇士　燃えるタンカーで救援作業

1月6日夜8時、パナマ籍のタンカー「サンチ」と中国香港籍のばら積み貨物船「長峰水晶」号が上海市の長江口の東約160海里で衝突し、「サンチ」から火が上がった。8日後の14日午後2時、「サンチ」が突然爆発し、火柱は1000メートルの高さに達した。中国中央テレビの夜のニュース番組は、「サンチ」は爆発の2時間後に沈没したと伝えた。

   13日午前、上海打撈局救助隊員の徐震濤氏、徐軍林氏、盧平氏、馮亜軍氏の4人が「サンチ」に上がり、船員2人の遺体を発見した。「サンチ」は燃え続け、何度か爆発し、右に傾いた。火の勢いが強く、煙が多く、船の温度が非常に高く、燃焼で発生した有毒ガスは人体に危害を及ぼす。さらに気候も悪く、救援は難航した。13日7時、上海打撈局の救助船「深潜号」は「サンチ」の船尾に接近。8時37分、「深潜号」はアームで空気呼吸器をつけた4人の救助隊員を「サンチ」の船尾の甲板に下ろし、捜索を開始した。

「中国網日本語版（チャイナネット）」　2018年1月18日