イギリスの『デイリー・メール』は1月17日、イギリス初の有人ドローン会社が2018年3月に世界初の人が乗れるドローンを発表することを計画していると伝えた。これは都市の交通システムに改革をもたらすと見られる。
企業家のマーティン・ワーナー氏によると、この新型ドローンはわずか12分で会社員をロンドンのチャリング・クロス駅からヒースロー空港まで運ぶことができる。費用は25ポンド。時速70マイル(約110キロ)、航行高度1500フィート(約457メートル)で、一度に80マイル(約130キロ)飛行できる。
ワーナー氏は、電池を搭載した大型ドローンは商用だけでなく、個人でも使用できると考えている。彼はこの構想を「交通・航空分野の新ゴールドラッシュ」と称している。ワーナー氏の会社Autonomous Flightは5年内に有人ドローンを市場に導入したいと考えている。車と同じ価格にし、通勤に使用でき、列車やバスの代わりになることを望んでいる。
ワーナー氏は、「自動飛行はまだコンセプト段階だが、必ず実現させる。完全自由飛行が可能な有人ドローンを開発中で、最終的に世界の都市の渋滞や汚染の解決につながるとよい。2018年春、ドローン1号機Y65が飛行する。これは旅客輸送革命の開始を意味する」と話した。
Autonomous Flightは3月にロンドンで2人乗りの電動有人ドローン(垂直離着陸が可能)を発表し、2018年内に飛行試験を実施する計画。予定販売価格は2万ポンド。また、ドローンサービスを他の都市にも広げることを計画している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月19日