「星島日報(欧州版)」の記事によると、イギリスではボクシングデー(12月26日)に大規模セールが行われるが、中国人観光客のパワーにより、2017年の各商業施設は歴代最高の売上を記録した。この傾向は数年続いている。同日、中国人観光客の平均消費額は1340ポンドだった。中でも彼らの人気を集めたのが、実用性が比較的高いハンドバッグだった。ベインキャピタルのレポートによると、調査対象となった中国人消費者の70%が2~5個の高級ブランドバッグを持っている。中国人消費者は今後、高級品消費の30%を高級ブランドバッグにつぎ込むと予測している。
胡潤研究院の調査によると、2017年の「中国女性が最も喜ぶプレゼント」はルイヴィトンで、前年はグッチだった。中国人観光客が白菜を買うようにルイヴィトンやグッチを買う姿は、「行列している8割以上が華人だ。店内で会計する人々のほとんどが、両手や両腕に袋を抱えている」など、海外メディアで驚きをもって報道されている。それは“ブラックフライデー”の風物詩の1つになった。
隣国の日本でも近年、中国人消費者の“爆買い”が目立つ。電気炊飯器、スマート便座、高品質のバッグまで、中国人消費者のパワーは異常にもみえる。大田区流通センターで開催された高級ブランド特売会の状況について日本メディアは、「殺到」という言葉で中国人消費者の来場を表現した。「1つのネックレスに何本もの手が伸びた」、「市場で白菜を買うように買っていた」。小物以外、高級車など大型高級品も依然として人気を集めている。
ファッション情報サイト「The Fashion Law」の記事は、ロイターが2017年に発表したレポートを紹介している。「中国人消費者が毎月予約するメルセデスベンツのマイバッハの数は500台以上。しかも平均価格は17万ドルだ」。これに対しメルセデスベンツは、「このような状況は数年続いている」と述べている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年2月1日