スペースXのロケット「ファルコン」が2月6日に打ち上げられ、テスラのスポーツカーが太陽周回軌道に送られた。「ファルコン」は中国時間2月7日未明4時45分にフロリダ州のケープカナベラル基地から初めて打ち上げられた。ロケットは3基の推進器と27基のエンジンを搭載し、200万キロ以上の推力を提供し、その運搬能力は世界の現役ロケットの中で最大で、ボーイング747型機17機分に相当する。
世界最強の大型運搬ロケット「ファルコン」は「ファルコン9」を改良したもので、液体ロケット「マーリン1D」エンジンを搭載し、中心部と両サイドに9基の推進器を装備している。模範的打ち上げを実施するため、「ファルコン9」打ち上げ後に残った2基の加速器を使用した。「ファルコン」は回収可能な大型運搬ロケットだという。
ロケットが運搬するものは通常、鋼鉄やコンクリートブロックだが、スペースXの担当者でCEOのイーロン・マスク氏は、チェリーレッドのテスラの電気スポーツカーを運搬することを決定。またマスク氏は、1969年のイギリス人有名ロッカーのデヴィッド・ボウイの名曲『スペース・オディティ』を車で再生しようと考えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年2月7日