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japanese.china.org.cn |07. 02. 2018

スイスで春節イベント「中国春節民族音楽会」が開催

タグ: スイス,春節イベント


 今回の巡回公演は文化部の「ハッピー春節」グローバルイベントの重要活動で、中央民族楽団が呉氏策画(Wu Promotion)の招請に応じ、海外プロモーションブランドプロジェクト「中国春節民族音楽会」として行う重要公演でもある。1998年に楽団がウィーンで第1回「中国春節民族音楽会」に参加してから20年になる。同じ楽団、同じ指揮者であり、呉氏策画は「陳燮陽氏が中央民族楽団を携える20年ぶりの回帰」と称する。

 

 夜7時30分、1500人を収容するルツェルン・カルチャー・コングレスセンターの音楽ホールは満席となり、中国の在スイス特命全権大使の耿文兵氏、外交官、スイスの観客が中国民族管弦楽音楽界の独特な魅力を堪能し、スイス国営テレビが公演の様子を全面取材した。

 

 ルツェルン湖の近くにあるルツェルン・カルチャー・コングレスセンターは指揮者のクラウディオ・アバド氏が生前に勤務した場所で、欧州で最も影響力があり、80年以上続く伝統のコンサート「ルツェルン・ フェスティバル」の聖地、世界トップクラスの音楽家と交響楽団が集まる場所でもある。同日晩、東洋の美しい旋律が西洋の交響楽の歴史ある建物に響き渡った。20年前の中央民族楽団のウィーン楽友協会黄金の間大ホールでの初公演と同じ情景は、観客らに東洋文化の世界進出の歩みを再び感じさせた。ただ、この日の演奏家は当時と違い、冷静で自信に満ち溢れている。

 

 民族管弦楽音楽会「シルクロード」は中央民族楽団が文化部の支援のもとで「一帯一路」提唱、文化グローバル化の取り組みに合わせて行うコンサートツアー。同楽団に所属する作曲家の姜瑩氏が作曲し、指揮者の陳燮陽氏、劉沙氏、演奏家の家唐峰氏、趙聰氏、馮満天氏、牛建党氏、金玥氏、朱剣平氏、繆青氏、呉琳氏、于源春氏、于昕氏、丁暁逵氏、張佳理氏ら強大な顔ぶれが集結。曲目は近代民族管弦楽の代表作である『シルクロード』、楽団が発表したばかりの世界初の民族器楽劇『玄奘西行』の中の琴と楽隊『故郷』、敦煌復元楽器と楽隊『極楽』、箜篌と楽隊『普度』、民族楽劇『印象・国楽』と『又見国楽』の代表的な曲目である双琵琶協奏曲『楚漢之戦』、二泉琴と楽隊『二泉映月』、『印象国楽』組曲、ファンから人気がある中阮、チャルメラと楽隊『信天遊随想』。

 

 公演は成功を収め、幕が降りる際にスイスの観客は全員起立して拍手喝采をし、感動を表現した。中国民族楽団の演奏家は観客の期待に応え、弦楽器と管楽器の魅力をしっかりと伝え、ベートーベンやモーツアルトの曲で耳の肥えた観客に違う世界の力を感じさせた。

 


 公演後、耿文兵氏ら一行は楽屋を訪れ、楽団の席強団長とアーティストを祝賀し、「中国民族楽団の公演は本当に素晴らしい。在外公館はこのようなハイレベルの公演団体が頻繁に来られることを望んでいる」と述べた。スイスで生活して28年になる華人の尹女史は、「スイスで民族管弦楽を聞くのは28年で初めて。本当に感動し、誇りに感じる」と話した。ギタリストのスイス人青年ネロ・ノヴェラ氏は公演の合間にギターの音によく似た中国楽器(中阮)の名前を尋ねた。スイス人少女のマイクさんは、英語の「リッチ」という言葉でコンサート全体の印象を表現した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年2月7日

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