2月26日、ノルウェー北部のスヴァールバル諸島世界種子貯蔵庫は10周年を迎え、種子サンプルが100万種に達したと発表した。スヴァールバル諸島世界種子貯蔵庫は世界各地の種子サンプルを保管するため、「世界終末の穀物倉庫」「植物のノアの箱舟」と言われる。ここは世界の農作物の種子サンプルを保管し、地球の生物多様性の流失を防ぐために設立された。
世界種子貯蔵庫は2008年に運営を開始し、貯蔵庫の温度はマイナス18度前後を保っている。先進的な設備を使用し、辺鄙な場所で人が少なく、戦火と天災から遠く離れ、設立者も「世界一安全なノアの箱舟」と自信を持っている。ノルウェー政府は先日、貯蔵庫のアップグレードに1270万ドルを拠出すると発表した。2017年、永久凍土が融けたことにより貯蔵庫に水が入ったが、幸いサンプルに影響はなかった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月1日