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japanese.china.org.cn |12. 03. 2018

ITTFワールドツアー・カタールオープン 中国が1位独占

タグ: ITTFワールドツアー,カタールオープン,中国


 2018 ITTFワールドツアー・カタールオープンが11日、カタールの首都ドーハで幕を下ろし、中国チームが全種目の1位を独占し不動の実力を見せつけた。

 最終種目の男子シングルス決勝は中国の樊振東とブラジルのカルデラノが対戦。ブラジル人選手が世界クラスの大会で決勝に進出したのは初めて。カルデラノは準決勝で4:0で中国の林高遠に圧勝した勢いのある選手。樊振東は困難を切り抜け、日本の水谷隼とチームメイトの許昕に勝利している。

 中国チームの最後の防御戦である樊振東は相手の戦術に苦戦し、一度は3:8と4:9と遅れをとった。しかし、戦術を調整し、9:9まで追い上げて3セットを連取し、4:0で相手を下した。

 

 樊振東の監督を務める王皓氏は取材に対し、「このブラジル人選手は激しいプレーをし、攻撃力がある。樊振東は数回の試合から体力が回復しておらず、システム的な訓練もしておらず、最高の状態でなく、最初は受動的になってしまった。この試合は樊振東にとってトレーニング価値があった。点差をつけられ状態が良くない状況で勝利を収めることができた」と話した。

 

 樊振東/許昕ペアは日本の水谷隼/大島祐哉ペアに勝利し、男子ダブルスで優勝。

 

 その前に行われた女子シングルスでは、エースの劉詩雯が2セットを奪われるという不利な状況の中で逆転し、4:2で王曼昱を制し優勝を決めた。女子シングルスも中国同士の戦いとなった。王曼昱/陳可ペアは1セットを先取されたが、逆転し3:1で孫穎莎/陳幸同ペアに勝利し、今年度最初のダブルス優勝を果たした。中国の薛飛と張瑞還はU21男子シングルスと女子シングルスで優勝した。

 

 今大会はITTFの新しい方法でランク付けをし、中国の劉詩雯、丁寧、方博は予選からの出場となった。トーナメントで朱雨玲は劉詩雯と当たり、32強入りとはならなかった。丁寧はチームメイトの陳夢に負け、8強入りを逃した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月12日


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