2カ月後に退職する55歳の徐さんは、昔の同級生と6月に「フェリー15日の旅」に行く予約をし、自分の「新生活」の計画を立てている。
国民の経済レベルの向上に伴い、「異郷での老後生活」が中国の高齢者の間で広まっている。彼らは、このような方法は楽しく、帰属感を味わうことができるとともに、子供の負担も軽減することができると考える。
「異郷での老後生活」にはアグリツーリズム、サービスアパートメント、異郷の高齢者コミュニティ、異郷への引越しなど様々な形があるが、その共通点は高齢者の旅行、生活、娯楽などを充実させ、生活の質と幸福度を高めることである。
国家統計局の2017年国民経済・社会発展統計公報によると、中国の60歳以上人口は2億4000万人で全人口の17.3%、65歳以上は11.4%を占める。
専門家は、「中国の高齢者は増加のピークに入った。物質のレベルと精神面のニーズの向上に伴い、異郷での老後生活という形は中国の高齢者の新しい風潮になるだろう」との見解を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月19日