上海の街中に現れた漢服を着て傘を持ち化粧をし、ドラマで見る唐朝女官のような格好をしたぽっちゃり体型の重慶女性が近ごろ話題になっている。元宵節にも「湯円を食べる唐朝のぽっちゃり女官」の画像が話題になった。注目度の高いこの格好をしているのは、淘宝で漢服店を経営する敖珞珈さんである。
敖珞珈さんは博物館で自分にそっくりな像を目にし、ショーケース越しに真剣に見入る彼女は古代からタイムスリップしてきた人物のようだと話題になった。「多くの友人が、唐代の像にこれほどそっくりな人がいることに驚いた。漢服をユーモア溢れる形で紹介したのは感心を買うためではなく、伝統文化に親近感を持ってもらうためだった」と敖珞珈さんは話した。
話題になってから、敖珞珈さんの店で同じ漢服が数十着売れ、閲覧回数は7倍になり、限られた消費者向けのビッグサイズの漢服がこれほど注目されたことに彼女は喜んでいる。
敖珞珈さんは、「漢服を着てパーティーに参加したり、バーに行ったり、車で郊外に行ったりできるようになったら、漢服が生命力を持ったということになる」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月29日