国際卓球連盟 (ITTF)は2日、最新の世界ランキングを発表した。中国エースの樊振東は先月のカタールオープンで好成績を残し、プロ生涯初の世界一に立った。中国女子の陳夢も1カ月ぶりに世界一に返り咲いた。
先月行われたカタールオープンの男子シングルスで、樊振東は4:0でカルデラノを破り優勝。その後の男子ダブルスでは許昕とペアを組み、1セット先取される中で3セットを連取して日本の水谷隼/大島祐哉ペアを逆転し、男子ダブルス優勝を果たした。樊振東がITTFの男子シングルス・ダブルスで優勝したのはハンガリーオープンに続く今年2回目となる。
カタールオープンでダブル優勝し2250ポイントを獲得したことにより、樊振東の累計ポイントは16545ポイントになり、ドイツのボル(15705ポイント)とオフチャロフ(15465ポイント)を上回り中国代表が世界一を奪還した。馬龍は以前、34カ月連続で世界一を保持していた。樊振東はSNSに「初のトップ、記念しよう」と投稿した。
女子のランキングは陳夢と朱雨玲が再び入れ替わった。カタールオープンで、朱雨玲は1回戦目で2:4で劉詩雯に敗れたが、陳夢は準決勝まで進み、1:4で王曼昱に負けたものの好成績を残すことができた。陳夢は16395ポイントで、朱雨玲を210ポイント上回り女子ランキング1位に返り咲いた。
ほかの中国の女子選手のランキングも上昇した。王曼昱は2ランク上がり5位になり、カタールオープン女子シングルスで優勝した劉詩雯は20位から10位に躍進、丁寧は3ランク上がり11位になった。
日本のエースの石川佳純と17歳新星の平野美宇は3位と6位を維持した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年4月4日