ロシア連邦統計局が23日に発表した統計によると、サウジアラビアの2月の1日平均原油生産量がロシアを上回り、世界最大の原油生産国になった。
統計によると、サウジアラビアの2月の1日平均原油生産量は998万2000バレル、ロシアは953万3000バレル。今年1月はサウジアラビアが997万6000バレル、ロシアが1052万8000バレルだった。
これまで、ロシアは11カ月連続で世界最大の原油生産国の地位を維持してきた。ロシア連邦統計局の統計によると、ロシアの今年1~2月の石油輸出額が輸出総額に占める比率は29.9%で、前年同期よりやや上昇した。
サウジアラビアは石油輸出国機構(OPEC)最大の原油生産国。サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子は3月下旬、OPECは世界の原油供給と原油価格を安定させるため、OPEC非加盟国のロシアと10~20年の原油減産契約を結ぶことを検討していると話した。
国際原油市場において、米国のシェールオイル革命は勢いがあり、生産量が回復し輸出も伸びている。米国はサウジアラビアやロシアなどの原油生産国のライバルになっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年4月25日