日本メディアによると、東京大学と九州工業大学のチームは4月24日、海底を自動で移動し生物を捕獲するロボットを開発したと発表した。報道によると、有人探査船やケーブルのついた遠隔操作設備と比べて、このロボットは使用しやすい。研究チームは、このロボットを海底環境調査に利用したいと考えている。
ロボットは約130センチ四方の立方体で、最大潜水深度は2000メートル。海上の支援船から投下されると、ロボットは設定されたルートに従って自動航行する。
ロボットは数秒おきに海底を撮影し、珍しい地形や凹凸などの生物が存在する可能性のある区域の画像を選び、支援船に送る。画像をもとに対象を指定すると、ロボットはその方向に戻り、装置を使って生物を捕獲する。
3月、このロボットは日本の駿河湾で水深80~120メートルに潜り、海底で数センチの二枚貝を採取した。開発チームは、「撮影だけでなく実物を採取することもできれば、調査が効率よくできる」としている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年4月26日