中国の「2000年代生まれ」、彼らは何に興味を持っているのか?

中国の「2000年代生まれ」、彼らは何に興味を持っているのか?。

タグ:2000年代生まれ ワンピース ドラゴンボール

発信時間:2018-05-07 14:41:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 中華全国学生連合会が指導し、中国青年報とテンセントQQが共同作成したQQユーザーによる「00後画像報告書」が4日、北京で発表された。これには「00後」(2000年代生まれ)の好きな有名人や映画など7つの志向に関するデータが含まれる。5000万人以上のアクティブユーザーを擁する「QQ興趣部落」を通じ、2018年3−4月に00後ユーザーによる投票を行った。


 「打call」「扎心了」が00後のネット流行語に


 モバイルネットワークの時代には多くのネット流行語が生まれ、若者から好評を博している。報告書によると、「打call」「扎心了」「仏系」などが、00後が頻繁に使用する流行語だ。


 「ネット流行語は親しみやすい印象を与える。堅苦しい話し方を好まない人が多くなった」中学2年生の王雨禾さんは、ネット流行語は今の気持ちと印象を伝えやすいと考えている。「周囲の人がこれらの言葉を頻繁に口にすれば、自分が同じ気持ちを表現しようとする時に自然と使うようになる」


 二次元文化が流行、00後はアニメキャラで自分を激励


 00後は当初よりモバイルネットワークに慣れ親しんでいる世代であり、彼らの興味と趣味は広く独特だ。報告書によると、有名人、ゲーム、交流、自撮り、アニメが、00後の興味ランキングのトップ5となっている。


 取材中、多くの00後がアニメが好きと答えた。報告書によると、80・90年代生まれの『ワンピース』『NARUTO』『ドラゴンボール』などの作中を貫くのは「勝利・友情・努力」の精神であるが、心優しく勇敢に戦う熱血アニメが00後からも好評を博している。また国産アニメも台頭中で、『凹凸世界』『秦時明月』などが人気ランキングに名を連ねている。


 アニメ、読書、ゲームの他に、00後はさまざまな興味を生み出している。例えば報告書によると、多くの00後が「ユーモア」を興味とし、トップ10に入っている。多くの00後が笑える動画を好み、会話のセンスを身に着けようとしている。


 前向きな映画を好み、バラエティ番組で気分転換


 報告書によると、00後はSFの要素があり、CGが美しく、英雄が活躍する映画を好む。『レディ・プレイヤー1』『紅海行動』『パシフィック・リム: アップライジング』などは、今時の00後が最も好む映画だ。


 宿題が多く保護者からの制限もあり、00後がドラマを視聴する時間は多くない。しかしネット上の小説、ゲーム、アニメなどを原作とするIPドラマ(原作を持つドラマ)が、00後から注目されている。00後が最近見ているドラマランキングを見ると、上位4作がIPドラマで、うち3作が時代劇となっている。


 苦しい勉強を終え週末にバラエティ番組を視聴することが、多くの00後にとっての気分転換方法になっている。彼らの間で人気のバラエティ番組トップ10を見ると、その半数(歌の『歌手』『偶像練習生』、ダンスの『這就是街舞』『熱血街舞』、お笑いの『歓楽喜劇人』など)がオーディション番組となっている。これは日常生活における00後の興味・趣味の多様性を反映している。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月7日


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