DJIとマイクロソフトが提携 商用ドローンがAIと学習能力備える

DJIとマイクロソフトが提携 商用ドローンがAIと学習能力備える。大疆創新(DJI)とマイクロソフトは5月7日、米ワシントン州レドモンドで戦略協力協定に調印したと発表した…

タグ:人工知能 ドローン

発信時間:2018-05-10 14:27:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 DJIの羅鎮華総裁は、「DJIがマイクロソフトとこのような唯一無二の提携が実現し、DJIの強大な飛行プラットフォームをマイクロソフトの開発者生態システムに紹介できることを嬉しく思う。我々の最新のSDKを利用し、マイクロソフトの開発者はドローンにAIや機械学習技術を早急に導入し、本当の意味でAIを備える飛行ロボットを開発できる。これは企業の時間と経費の節約につながるだけでなく、ドローン技術のビジネス分野における地位を強固することにもなる」と述べた。

 

 Windows用SDKのリリースだけでなく、両社はAzure IoT EdgeとAI技術を利用し、農業、建築、公共安全などのコア分野のユーザー向けにより多くの商用ドローンソリューションを開発する。DJIドローンとAzureの豊富なクラウドコンピューティングとIoTキットを利用し、Windows開発者が作るAIソリューションはクラウドで訓練し、屋外で作業するドローンに配備し、リアルタイム演算を行うことができるようになる。また、学習の成果を生かし、企業傘下の各分野にも早急に応用できる。

 

 両社はマイクロソフトのFarmBeatsソリューションを基礎とし、Azure IoT EdgeのAI模型を利用し、空中・地上センサーのデータの集計・分析を行い、農業技術の進歩につながるよう進めている。DJIドローンを生かし、マイクロソフトのFarmBeatsソリューションは各種の先進的センサーを使って温度・湿度・光線などを観測し、直接観察した図形で農作物、家畜、土壌に関する情報を提供している。マイクロソフトのFarmBeatsはDJIのPC地上ステーション専門ソフトと製図アルゴリズムを統合し、Azure IoT Edgeにリアルタイムのサーモグラフィーを生成し、農民が農作物の生長の遅れ、病気、害虫などの収穫に影響する問題を早期発見できるようにする。

 

 今回の提携を通し、DJIはマイクロソフトの「Azure知的財産権保護計画」のサービスも受けられるようになる。同計画はクラウドに潜む知的財産権争いで保護する役目を担う。マイクロソフトにとって、今回の提携は知的財産権に健全かつ活力ある技術生態システムが構築され、クルマのインターネットやウェアラブルデバイスなどの新興分野との協力を深めることにもなる。


 DJIのWindows用開発キットはマイクロソフトのBuild会議の参加者にベータ版として公開され、2018年秋に一般公開される予定。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年5月10日



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