音楽が聞こえなければリズムを感じることができないが、聴覚障害を持つ18人の少年は指導員のジェスチャーを見ながら陝西省関中のダンスを楽しそうに踊る。
陝西省西安市の第二聾唖学校の少年たちはダンスを学んで1~6年になる。基礎はないが、ダンスに対する情熱を持ち、校内ダンスチームを結成し、休み時間を利用して練習している。学生たちにリズムを感じてもらうため、教師は8拍子を数えて踊らせ、学生たちはジェスチャーを見ながら練習する。1つの曲目を完成させるのに数カ月かかることもあるという。
彼らは聞こえないが、耳の代わりに目を使い、優れた学習能力を持っている。ダンスチームの指導を担当する現磊教員は、「子供たちの踊りはプロには及ばず、技術レベルも高くないが、懸命に取り組んでいる。音のない世界では安心感と自信をなくしがちだが、彼らはダンスで全ての感情を表現している。容易なことではない」と話す。
5月20日に開かれた陝西特殊教育学校学生総合素質展示会で、彼らは観客の前で堂々とパフォーマンスし、前向きな姿勢と芸術と美に対する思いで多くの人を感動させた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年5月21日