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japanese.china.org.cn |10. 06. 2018

密林で生活する幸せなトキ一家

タグ: トキの絶滅

 


密林の中で交代で雛を見守るトキの夫妻


 陝西省漢中市洋県四郎鎮田嶺村の密林で、トキの一家が生活している。生後半月ほどの2羽の雛は両親に守られながら成長している。「トキの里」と言われる陝西省漢中市洋県では河畔、大地、空に貴重な鳥類のトキの姿をよく目にする。


 鳥の中の「東洋の宝石」と称されるトキは地球最古の鳥類の1つで、かつてロシア、韓国、日本、中国に生息していた。20世紀中頃から、戦争、狩猟、生態環境の破壊などにより生息面積は縮小し続け、数が減少し、ロシア、韓国、日本は野生のトキの絶滅を発表した。


 1981年5月23日、中国科学院動物研究所トキ調査チームは3年かけてようやく洋県の姚家溝に7羽の野生のトキを発見した。以後37年で保護体制を整備し、科学者はトキの人工飼育、繁殖、ケージ飼育、野生化などのコア技術の難題をクリアし、中国の野生のトキの数を2000羽に増やし、北京、陝西、河南、浙江、四川などに人工の個体群を形成した。


 また、トキは遠く離れた日本や韓国に渡り、現地の保護スタッフの努力により繁殖している。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年6月10日


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