中国ブランドがW杯に仲間入り サッカーを媒体に

中国ブランドがW杯に仲間入り サッカーを媒体に。

タグ:ワールドカップ

発信時間:2018-06-14 15:05:49 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 ロシア・ワールドカップがまもなく開幕する。中国代表チームは出場しないが、いたるところに中国要素が見られ、中国ブランド4社がトップスポンサーとパートナーの3分の1を占めている。また、チームや選手のスポンサー、中国産のザリガニ、マスコットキャラクター、記念硬貨など、中国要素はW杯期間中のグルメとレジャーを網羅し、独特な形で中国と世界一人気のあるサッカーの密接な関わりを示している。


 中国ブランドがW杯に集まるのは偶然ではない。40年の改革開放は中国経済の発展を後押しし、マーケティング理念の世代交代を促した。「商品が良ければ宣伝しなくても客は来る」という考えは時代遅れとなり、「中国製造」「中国ブランド」から「中国創造」「世界ブランド」への変化は世界から高く評価されている。


 ロシアW杯を例に挙げると、海信(ハイセンス)は2016年の欧州大会のスポンサーになり、欧州大会の56年の歴史において最初の中国のトップスポンサーになった。また同社は現在、約100年のW杯史上において最初の中国のテレビブランドスポンサーになっている。


 海信がスポーツ大会のスポンサーになったのは、「割に合う」という明確な戦略的意図によるものである。統計によると、2016年欧州大会の期間中、同社の知名度は6ポイント上昇し、第2四半期に欧州市場売上高は65%増加し、フランスでは一時品切れになった。その後もスポーツマーケティングによるブランド価値上昇と長期的影響は続いている。2017年、海信の国際マーケティングによる売上高は前年比22.3%増の39億ドルを実現し、うち自主ブランドは59.1%を占めた。


 そのほか、W杯は最高クラスのスポーツIPであり、アクセス数を引きつける。また、中国とロシアの時差はわずか5時間で、多くの試合が中国のゴールデンタイムに行われるため、中国企業はスポーツマーケティングを通してグローバルブランドに成長させるにはロシアW杯の広告効果は逃せないとわかっている。


 スタジアムでW杯を観戦することは贅沢な望みではなくなっている。統計によると、中国人サポーター4万人以上がロシア大会の入場券を購入し、ロシアを除くサポーターの出身国トップ10に入っている。


 ロシアで観戦する以外に、家での観戦方法も多様化し便利になっている。新聞やテレビなどの伝統的なメディアを通じて情報を得るだけでなく、インターネット観戦はすでに新鮮なことではなくなり、モバイル化、ニューメディア化が進んでいる。また、公共交通機関で携帯電話の画面を見つめ、我を忘れて応援する人もいるかもしれない。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年6月14日

 

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