北京時間今晩11時、2018年ロシアW杯がモスクワで開幕する。開幕戦の出場国は、主催国のロシアとサウジアラビア。6月14日から7月15日にかけ、32チームが優勝を争い64試合を行う。
中国産ザリガニ、中欧班列でロシアに
サポーターはまた4年に1度の熱狂に酔いしれている。中国代表はW杯に進出できなかったが、これは人々の熱意を損ねていない。中国で人気食品のザリガニが、ロシアに「出征」している。
これらのザリガニを供給するECサイトの責任者は13日、「この重さ2.5トンのザリガニは湖北省荊州市産で、篩にかけ洗浄し、高温で揚げて液体窒素で冷却し、マイナス18度で低温輸送しロシアに届ける。サポーターはザリガニを肴にビールを飲みW杯を観戦できる」と話した。
荊州市水産局の趙恒彦副局長によると、現地政府はザリガニのW杯出征を機に、「荊州ザリガニ」を現地公共ブランドとしてPRする。またロシアでの反響に基づき、準々決勝、準決勝、決勝などの各段階にザリガニブランド・商品をPRする。
W杯の「中国の元素」
ロシアW杯には中国代表の姿が見えないが、「中国の元素」はいたるところにある。列車に乗りW杯に向かったザリガニの他に、中国人サポーター4万人以上が現場に到着している。またW杯の公式ボール、マスコット、マグカップ、キーホルダー、ユニフォームなども中国製だ。貴州省丹寨県の子供6人も、W杯開幕戦の旗手になる。
スポンサー、中国から5社
メディアの報道によると、2018年ロシアW杯のスポンサーには、世界の17の財団、企業が含まれる。中国企業は万達、海信、蒙牛、vivo、雅迪の5社。
子供6人が旗手に
W杯の旗手は、国際サッカー連盟青少年プログラムの一環だ。貴州省丹寨県の子供6人が今年4月の選抜に合格し、今年のW杯の旗手になった。他にも中国の子供が選手に付き添い入場する。
中国人サポーター、チケットを4万枚購入
FIFAの統計データによると、中国人サポーターが購入したチケットは4万枚以上で、すべての参加国のうち9位となっている。
トロフィーは中国製
今年のW杯トロフィーは中国製だ。より多くの高品質ボールを生産するため、広東省東莞市のスポーツ用品生産企業は、自動化サッカーボール生産ラインを導入した。1日で1000個生産できる。
今年のロシアW杯のマスコットは、シベリアの狼をモチーフにした「ザビワカ」(点を取る人という響き)だ。杭州市蕭山区の企業が世界(ロシアを除く)独占生産・販売権を手にし、ロシアを除く国での価格設定と販売を担当する。
中国企業はさらにマグカップ、キーホルダー、ユニフォームなど100種弱の関連グッズを生産・販売する。南京造幣場はロシアW杯記念硬貨・スタンプの製造を担当する。ロシアW杯の7つの新設スタジアムのうち、2つの67基のエレベーターが中国製だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月14日