イギリスの『デイリー・メール』の7月3日の報道によると、オーストラリアで大量のカンガルーが公園に入れられ、ストレスと飢えが原因で鉄条網に衝突して死亡するという痛ましい動画が公開された。関係者によると、過去1年で同公園で80匹以上のカンガルーが死亡した。
この動画はクイーンズランド北部のケアンズで撮影されたもので、同地域の持続的発展を保証するため、ケアンズ地区委員会はオーストラリア労働組合(AFL)公園に柵を設置してカンガルーを飼育した。彼らはこれらの動物に生活場所を提供する権利もなければ、頭数の管理措置をとる権利もなかったが、ボランティアに支援を提供していた。州政府はこれらの動物の適切な生活場所を探す責任がある。
ワラビーの生息地は経済発展に使用され、この1年で居場所をなくした多くの動物が柵の中に入れられた。オーストラリアカンガルー産業協会のニッキ会長はオーストラリア放送局に対し、「カンガルーは生活場所を失い、餓死するしかなくなった。数百匹のカンガルーが柵に囲まれた公園に入れられ、必死に逃げようとして柵に衝突して死亡した。カンガルーはストレスを受け、病気の危険に晒されている」と述べた。地元住民はこれらの動物を自主的に世話しているが、2週間で80匹のカンガルーが死亡したという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年7月5日