7月8日に伝えられたところによると、世界初の海上都市が2022年に南太平洋に完成する。この都市のスポンサーは、自身の政府と暗号通貨を有すると明かした。ユートピア式のこの都市の建設は2019年に始まり、建設業者は2017年にフランス領ポリネシア政府と契約を結んだ。
この海上都市は海底住宅研究所(The Seasteading Institute)の頭脳労働による産物。同研究所は科学技術界の億万長者ピーター・ティール氏が設立した非営利機関で、ピーター・ティール氏はフェイスブックの取締役会メンバー、トランプ米大統領の前顧問である。
海底住宅研究所は個人団体Blue Frontiersと提携し、タヒチ島沖の海上プラットフォームに300軒の住宅を建設する。建設後は自身の政府と通貨もできるという。2つの団体の総責任者ジョイ・クワーク氏は、「SF小説が元になったこのプロジェクトは生態環境に害を与えず、巨大なソーラーエネルギーパネルと風力タービンを使ってクリーンエネルギーを得る」と強調した。
またクワーク氏は、「2050年にはこのような海上都市が数千できる。Blue Frontiersが管理する区域、ビジネス、住宅、バーチャル住所の登録は全てVaryon通貨で決済する。Blue Frontiersが提供する電力、海底ケーブル、環境衛生サービスなどの公共サービスも全てVaryon通貨で決済する」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年7月9日