5~6年前、上海は家族客を引きつけないビジネスホテルばかりで、子供向けの遊具があるショッピングセンターは少なかった。しかし「ミレニアル世代」が親になった現在、市内のどの5つ星ホテルも子供向け娯楽施設を完備している。高級品分野においては、各ブランドがこれらの家庭に目をつけている。「ミレニアル世代」の親たちは有機食品、輸入子供家具、ベビーMBA、数学に興味があるだけでなく、子供に自分と同じ生活を遅らせようともしている。
中国で「ミレニアル世代」の母親は増加し、彼女たちの言葉でいうと「カッコいいママ」ブームが起きている。彼女たちは「カッコよさ」を保つ次世代の90年代生まれの母親で、前世代の人たちと考え、買い物、育児の方法が全く異なる。彼女たちは自分を重視し自己愛が強く、高級ブランドにお金を使うことは自身と子供の成長に不可欠だと考えている。また、他の「ミレニアル世代」の母親に育児のアドバイスを求め、価格に無頓着だが商品の安全性と質に関心を持ち、越境ECで優れた子供用品を購入する傾向にある。
中国市場では、世界高級ブランドが中国の富裕家庭の子女向けに生産した各商品が販売されている。彼女たちは、子供におしゃれをさせることで自身のセンスを表現している。また高級ブランドと輸入食品を購入するだけでなく、各種の体験もし、SNSのイベントに自ら参加し、その感想を投稿している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年7月10日