天災か人災か 日本の豪雨で100人以上の死者が出た原因

天災か人災か 日本の豪雨で100人以上の死者が出た原因。西日本で豪雨が続き、ここ30年で最も深刻な水害をもたらした…

タグ:日本 豪雨 死者

発信時間:2018-07-11 14:29:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る




   西日本で豪雨が続き、ここ30年で最も深刻な水害をもたらした。日本メディアによると、7月10日午前までに130人が死亡し、約60人が行方不明になっている。救援活動が進むにつれ、被害はさらに拡大すると予想される。

 

 日本は地震や火山噴火などの自然災害が多く、防災警戒体制が比較的整い、国民の防災意識も強い。では、今回の豪雨がこれほどの被害を出したのはなぜか

 

記録的な豪雨

 

 被害がこれほど大きいのは、まず記録的な豪雨だったためである。梅雨前線が活発化する中、西日本の広範囲で豪雨が続き、多くの地域が過去最大の降水量を記録した。

 

 6月末から、西日本の広範囲で豪雨が続いた。日本気象庁の統計によると、6月28日から7月8日までの高知県馬路村魚梁瀬の降水量は1852.5ミリ、本山町は1694ミリ、愛媛県石鎚山は965.5ミリに達し、例年の7月の降水量を超えた。

 

 8日までの72時間で、多くの地域が過去最大の降水量を記録。愛媛県西予市宇和町は523.5ミリ、広島県呉市は465ミリ、山口県岩国市は444.5ミリ。NHKは、全国約1300カ所の雨量観測所のうち119カ所で72時間の降水量が統計開始以来の最高値に達し、123カ所で48時間の降水量が最高値に達したと報道した。

 

 短時間の豪雨により川やダムの水位が急上昇した。重大な被害が出た岡山県倉敷市真備町では川が決壊し、家屋の約3分の1が洪水に襲われ、1000人以上が屋根に上がって助けを求めた。真備町だけでも28人の犠牲者が出た。

 

 日本気象庁は9日、明仁天皇の元号を用いてこの水害を「平成30年豪雨」と命名。1982年に長崎県で299人の死者と行方不明者を出す水害が発生して以来、日本で最大規模の豪雨による被害となる。


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