この研究は中英共同研究チームが実施し、その成果は雑誌『Nature』で発表される。
同研究に参与するイギリスのエクセター大学のロビン・デンネル氏は、「私たちの発見は、早期の人類がアフリカを離れた時期を再度見直す必要があることを示す」と話す。
外国メディアによると、これらの石器は中国の陝西省西安市藍田県玉山鎮上陳村で発見された旧石器遺跡の上陳遺跡で見つかった。
様々な目的に使用する石器があり、どれも使用した形跡がある。
旧石器文化の順番は、上陳地区に発達した黄土の古土壌地層の断面の鑑定、高密度の地磁気の年代判断技術を基に判定される。この地層の断面の中下部(S15からL28)17層に人工の道具が含まれており、うち石器は湿気を帯びた温暖気候で形成された11の土壌層から見つかった。
これらの石器の多くが石英岩でできており、発掘地点の南5~10キロの場所にある秦嶺山脈の丘陵地帯のものと見られる。しかし、どのような人類がこれらを作ったのかはまだわかっていない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年7月13日