是枝裕和監督の映画作品が1年で2本中国で公開される。『三度目の殺人』に続き、是枝監督の新作『万引き家族』が8月3日に中国に上陸する。同作は今年5月の第71回カンヌ国際映画祭でパルムドール(最高賞)を受賞した。
『万引き家族』の主演の中川雅也氏は北京で31日、映画について、柴田家は万引きで生計を維持し、一家の主人の治が傷だらけの少女を拾って帰り、家族の秘密が明るみになっていくというストーリーだと紹介。
是枝裕和監督は1962年生まれ、1990年代中頃に映画の世界に入った。家族を題材とした、質素な雰囲気の作品を得意とする。日本の小津安二郎監督、中国台湾の侯孝賢監督の影響を強く受けた。代表作は『ワンダフルライフ』、『誰も知らない』、『奇跡』、『そして父になる』など。『海街diary』と『海よりもまだ深く』の2作により中国で注目されるようになった。
『万引き家族』は日本で本当にあった事件をもとに制作し、社会の最下層の家族の温情を表現している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年8月2日