8月6日、破損した磁器にかすがいを打つ河北省無形文化遺産プロジェクトの代表的伝承人の李軍航さん
かすがいとは、破損した磁器を修復する技術である。中国には「没有金剛鑽、別攬瓷器活」(意味:できもしないことに手を出すものではない)ということわざがある。これはかすがいの民間技術を指している。かすがい職人の李軍航さんは河北省第6陣無形文化遺産プロジェクトの代表的伝承人で、中国伝統の書道と絵画をかすがい技術に取り入れ、磁器の破損した部分をうまく生かして修復し、芸術性を高めている。20年にわたり、李軍航さんは価値のある陶磁器を修復すると同時に、かすがい技術を通して学校や住宅街で中国伝統の陶磁器文化、無形文化遺産の技術の魅力を伝えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年8月9日