林を歩くと一面の緑が広がっており、馬雲平さんと妻の王長栄さんは幸福と誇りを感じている。当初、2人はこの砂地が緑地になるとは想像もしていなかった。
馬雲平さんと妻は内モンゴル自治区多倫県多倫諾爾鎮新民村の村民で、渾善達克沙地の南端で暮らしている。ここは年中砂が舞い、耕地を侵食し、人にも影響を与え、2人は2000年に約3700ムーの砂地を請け負った。当時、2人の行動は村民たちから笑われた。
「継続すれば成功する」。2人は砂地の近くに引っ越し、牛を売って苗を購入し、砂丘の緑化に取り組んだ。18年が経ち、砂地は20万本以上の樹木と植物に覆われ、生気を取り戻した。2人は現在、作物を育て、バイオ飼料加工工場を建設し、緑の環境の中で幸せに生活している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年8月14日