老夫婦の歌の夢

8月14日、張家界市武陵源区の黄龍洞で黄龍音楽シーズン大会に参加する劉興仁さん

 

　同日、湖南省張家界市武陵源区の黄龍洞で2018黄龍音楽シーズン・声楽芸術ウィーク大会が行われ、82歳の劉興仁さんがドニゼッティの『愛の妙薬』の「人知れぬ涙」を披露し、審査員から高く評価された。孫怡青夫人も誇らしげに親指を立てた。

 

　音楽をこよなく愛する劉興仁さんはかつて天津市のアマチュア合唱団と管弦楽団に所属し、時間を見つけては声楽を練習していた。76歳の元教師の孫怡青さんは足が不自由だったため、車椅子を押してもらって外出している。以前、孫怡青さんは北京と天津で劉興仁さんに付き添って数十回の歌唱コンテストに参加したことがあり、今回、2人は様々な困難を乗り越えて湖南省に行き、音楽の夢の旅を実現させた。「音楽のことはあまりわからないが、聞いているうちに影響を受け、今では彼の一番のファン」と孫怡青さんは笑顔で話した。

 

　劉興仁さんは隣にいる孫怡青さんを見ながら、「82歳で張家界市に来て歌をうたった。92歳、102歳になっても歌い続けると妻と約束した」と述べた。

「中国網日本語版（チャイナネット）」　2018年8月15日