音のない世界に動くリズム

9月6日、董晶晶さんのダンスの授業で、彼女の手の動きに合わせて動作を行う学生たち

 

   今年36歳の董晶晶さんは、鄭州師範学院特殊教育学院でダンスの先生をして10年近くになる。音のない世界にいる学生たちとコミュニケーションをはかるため、彼女は独学で手話を学んだ。授業で、彼女は動作の手本を何度も見せ、間違いを正し、学生たちは彼女の動きを見てリズムをとる。授業が終わる頃には、先生も生徒も汗だくになっている。

   毎年の積み重ねにより、学生たちの芸術レベルと専門的レベルは大幅に向上した。同校の障害者芸術団は全国のダンスコンテストに何度も出場し、優秀な成績を収めている。「学生たちはみな熱心で辛抱強く、親、家族、友人、同級生に自分も健常者と同じようにできるということを証明したいという思いが共通している。ダンスを通して自分の理想と自信を見つけ、成功してほしい」と彼女は話した。

「中国網日本語版（チャイナネット）」　2018年9月7日