台児荘古城が中国観光業の手本に　18歳以下の入場料免除

5年で観光業生産高を8400億元に

2008年の再建から10年あまりで、台児荘古城を訪れた観光客は延べ3000万人に達した。うち2017年の観光客数は581万8000人、営業収入は3億4700万元、業態総合収入は13億8000万元だった。

「全域観光」と「精品観光」は観光業発展の最大の重点である。業界関係者は、「山東省が直面する経済情勢と同じで、山東省の観光業発達地域との差は拡大しており、不足点および直面する危機を認識し、産業のグレードアップを加速し、新旧の原動力の転換を強化し、少しずつほかの省に追いついている。先頭に追いつく努力はそのあとで、特に全域観光、アグリツーリズム、および優位性と特徴のある海洋観光の発展を通して新旧の原動力の転換を進める」と率直に語った。

山東省は、2022年までに精品観光産業の付加価値を8400億元に、域内総生産に占める比率を8.4%に、観光客数を630万人にするという目標を掲げている。観光業の多元化、全域化、国際化を発展させ、「おもてなしの山東」ブランドをPRし、全域観光モデル省と国際観光目的地になるよう推し進める。また、重点観光プロジェクトの建設を加速化し、Aクラス観光スポットの優勝劣敗、グレードアップを推進し、山東観光の評判と競争力を全面的に高める。