4年前、上海のオフィスビルで流暢な英語を話していた蔡雪さんは、27歳になって故郷の吉林省舒蘭市の田んぼで水稲の成長を観察し、買い上げ価格を計算し、最も優れた米の遠方への販売を考えることになるとは想像もしていなかった。彼女の「領地」は、187ヘクタールの優良米を栽培する水稲専門合作社である。
舒蘭市から100キロほど離れた永吉県で、28歳の張楠楠さんも同様の経験をしている。長春市でバリスタをしていた彼女は、自分が畑でオフロード車を走らせ、村で唯一の植物保護ドローンの「飛行コーチ」になるとは思っていなかった。彼女の「領空」は自家農場の285ヘクタールの田んぼである。
ともに1990年代生まれの蔡雪さんと張楠楠さんは、都市部から土地の広い農村に戻った。
秋の東北の土地で、2人の90年代生まれ女性は田んぼの中で青春を謳歌している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年10月1日