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japanese.china.org.cn |10. 10. 2018

北緯52度 大興安嶺の奥地の80年代生まれ配達員

タグ: 内モンゴル 大興安嶺 郵便 配達員


 

内蒙古(内モンゴル)自治区根河市は大興安嶺北区の西斜面に位置し、「中国で最も寒い場所」とされている。1年で霜が降らない日はわずか90日で、年間平均気温はマイナス5.3度、過去最低気温はマイナス58度。


ここには緑の制服を着て、1年の大半を綿入りのコート、帽子、手袋を身につけて目だけを露出して生活する人たちがいる。彼らは年中、山の中を行き来し、散らばって生活する住民に手紙、刊行物、宅配物を届けている。凍傷や風邪などは彼らにとって日常茶飯事である。


大興安嶺林区の郵便配達員は地元住民から「興安の雁」と親しまれている。

 

早朝の光が大興安嶺の密林に差し込む頃、内モンゴル自治区フルンボイル郵政公司根河市支社の配達員の韓天虎さんは1日の仕事にとりかかる。

 

2013年6月、幼い頃から郵政の仕事に憧れていた1980年代生まれの韓天虎さんは念願叶って配達員になった。以後、彼は毎日、山道を通って配達している。

 

大興安嶺林区の冬は厳しくて長く、夏は蚊が多く、韓天虎さんら配達員の体には蚊に刺された跡がたくさんある。

 

冬の気温が低いとき、配達車のエンジンがかからなくなることを避けるため、山奥でエンジンを止めてはならない。寒さによる突発的な状況に備え、燃料タンクを満タンにして30キロの山道を行くこともある。

 

環境と条件が厳しくても、韓天虎さんは諦めることなく、毎日100キロ近く車を走らせ、20キロ以上徒歩で移動する。彼は、「どれほど遠くても、郵便物を受け取ったときの嬉しそうな顔を見ると誇らしい気持ちになる」と話す。

 

5年間で、彼が郵便物を届けるために車と徒歩で移動した距離は16キロになる。これは赤道4周分に相当する。これまでに刊行物、雑誌、宅配物20万件以上を配達し、受け渡し率は100%を維持している。

 

  韓天虎さんは、「冬にどれだけ寒くても、春になれば花が咲く。この林の配達の道を動けなくなるまで進み続ける」と話す。これは大興安嶺林区で働く彼らの共通の心の声である。

 

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