中国で家事代行業が大盛況 ホワイトカラーを超える収入

中国で家事代行業が大盛況 ホワイトカラーを超える収入。

タグ:家事代行業界

発信時間:2018-10-13 09:10:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 「赶集網」は9月初旬、「家事代行業界の雇用の現状」というレポートを発表した。同レポートによると、家事代行業界の全国平均給与は6900元だった。高齢化が進み、完全二人っ子政策に移行した中国では、家事代行業界が大盛況だ。一般家庭の収入が増えるにつれ、煩わしい家事を家政婦やパートに依頼する人々が増えている。


正常な生活に戻るため、老人の介護を家政婦に依頼


 全国高齢工作委員会のデータによると、2017年末までに中国における60歳以上の高齢者は2.41億人で、総人口の17.3%を占める。「80後(1980年代生まれ)」もとっくに30歳を過ぎ、老いた親と小さな子供を持つ「中年の危機」を迎える年齢に近づいている。


 北京市海淀区に住む姚さんは33歳。彼の67歳になる母親と62歳の岳父は共に一人暮らしだ。二人とも北京に住んでいない。2年前に岳父は重病にかかり、加えて母親は元々病気がちだった。そのため姚さん夫婦は2人の老人の生活や医者通いの面倒をみるため、毎週末と祭日には両家へ向かうようになった。精力を使い果たしたと感じた姚さんは、今年始めに2人の家政婦を雇い、二人の老人の日常生活の面倒を見てもらうことにした。そこから姚さんは大変だった生活から解放され、「やっと正常な生活に戻ることができた」とホッとしたのだった。


 姚さんのような家庭は少数ではない。独自取材によると、現在多くの家庭では、老人の介護のために家政婦を雇っている。その理由の1つとして、一人っ子世代の両親は高齢になっているが、自分たちは別の場所で働いていたり、残業をしたり、子育てをしたりといった理由から、老いた親の面倒を見ることができないことが挙げられる。もう1つの理由として、老いた親の多くは長年住み慣れた場所を離れたがらず、老人ホームに入る、または子供の住む場所に移り住むことに、強く反発する気持ちがあるためである。たとえ老人ホームに入る意向を持ったとしても、老人ホームのベッドが足りないという問題があるため、結局これも放棄せざるを得ない状況にある。



お手伝いさんを雇ってママが職場復帰

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