高校生が母親に隠れて女性キャスターに40万元の謝礼を出す、10歳の少女が30以上のグループチャットに参加する、3人の未成年者がネット上で4000元を盗む、中学生がネットカフェで突然死するなどの出来事が近年、頻繁に報道され、社会で未成年者のインターネット中毒が懸念されている。
「子供をだめにしたければ、携帯電話を与えればよい」。インターネットが子供に及ぼす影響について、鄭州市民の張釗さんは怒りと無念を露わにした。張釗さんの息子は小学6年生で、今年は中学校に上がる肝心な時期だが、子供のインターネット中毒を心配している。
「夢中になり食事も睡眠も忘れることがあり、家の携帯電話とタブレットPCのパスワードを全て変えたが、それでもだめ。子供は2時間勉強したら30分ゲームをしてもよいなどの条件を出してくる。携帯電話で遊ぶことは子供にとって勉強のやる気につながるが、成績は下がる一方」と張釗さんはやるせないで話した。
学業がおろそかになるだけでなく、インターネット中毒は子供の心身の健康にも影響し、これも保護者が心配する理由の1つである。
「最近はモバイルゲームにはまっている」、「何日も家にこもって携帯電話を触っている」、「自分も。しかも徹夜で遊んで顔色も悪い」、「指に豆ができ、絆創膏を貼っている」。インターネット上にあるインターネット中毒に関する書き込みには誇張されたものもあるが、現実問題を反映していることは確かである。インターネット中毒はは青少年の心身の発育に計り知れない影響を及ぼす。