中国の鍼灸がついに認められた。
トランプ米大統領が署名した法案が近ごろ、米国のネットユーザーを興奮させている。
ホワイトハウスは10月24日、トランプ大統領が「H.R.6」法案に署名したと発表した。痛みを抑える効果のある薬品と療法を探し、アヘンなどの鎮痛剤の米国での氾濫を阻止することが目的。
米国の政治ニュースサイト「Politico」によると、同法案は鍼灸や医療マッサージなどを代替性療法として候補に挙げている。これは、中国の鍼灸が米衛生局に認められ、連邦保険給付対象の痛み止め療法の1つになる可能性があることを意味する。
鍼灸が米連邦政府の法律文書に書き込まれるのは初めて。
米国のネットユーザー「鍼灸が好き」
鍼灸は米国でまだ主流の医療体系に入っていないが、補助または代替的な療法と考えられ、「鍼灸と東洋医学」と称されることも多い。近年、米国でのアヘン類鎮痛剤の濫用と依存リスクの深刻化を受け、米食品医薬品局などは薬物を使用しないで痛みを抑える療法を探っており、鍼灸は痛み止めにおける潜在力で重視されるようになっている。
統計によると、2017年だけで7万2000人の米国人が薬物の過剰服用で死亡し、うち約3分の2がアヘン類の鎮痛剤を過剰服用して死亡した。その数は過去最高となっている。