演説する中日経済技術研究会の孫前進会長
第1回中日蕎麦産業発展国際フォーラムが11月17日から18日にかけて北京で開かれた。今回のフォーラムは中日経済技術研究会、江戸ソバリエ協会、赤峰市商務(食糧)局・敖漢旗人民政府、中国作物学会エンバク・蕎麦分会が共催。統計によると、中国の蕎麦生産量の約25%が日本に輸出され、日本の蕎麦消費量の80%が中国産である。中日の蕎麦主要生産地・消費地の産業供給チェーンにおける情報交流プラットフォームを構築し、蕎麦食文化の交流と学習を推進し、蕎麦産業サプライチェーンの順調な発展を促し、国際流通ルートと物流活動を合理化するため、今回のフォーラムは育種、栽培、加工、食用、保健、商業貿易・流通、国際物流、食文化などの蕎麦産業の全内容をカバーする、企業・研究機関・学校・政府連携の国際交流プラットフォーム構築プロジェクトとなった。今回のフォーラムを通して、中日蕎麦産業サプライチェーンの全体、各部分に実質的な収穫と向上をもたらすことを目的としている。
栄養価の高い蕎麦は中国の雲南・貴州・四川一帯の原産で、のちに黄土高原、内モンゴル地区に北上し、朝鮮半島、対馬海峡を経て日本に伝わった。中国では南から北に至るまで各種の蕎麦があり、各地の特徴、民俗風習と食文化の精髄が色濃い伝統グルメの1つとして広く好まれている。日本に5000店以上の蕎麦店があることから、蕎麦は庶民の食物消費と飲食嗜好になり、和食の3大料理の1つとして日本特有の蕎麦食文化を形成していると言える。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年11月19日