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発信時間：2018-11-24 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

　香港紙『大公報』によると、米国の有名ディズニーキャラクターのミッキーマウスが18日に90歳を迎えた。しかし1998年に採択された米国の著作権法に基づくと、ミッキーマウスの著作権は2023年に満期を迎え、ディズニーは使用権を手放し、この「金のなる木」を失うことになる。

　ミッキーマウスはウォルトディズニーが1928年に制作し、誕生以来、米国で人気を集め、世界を風靡した。

　ミッキーマウス生誕90周年を祝い、ディズニーはニューヨークで「Mickey: The True Original Exhibition」を開催し、ミッキー誕生の歴史を振り返り、ミッキーを題材にしたアート作品を展示。展示会は2019年2月10日まで開かれる。

年間利益は250億

　ディズニーはミッキーを各グッズに起用し、このようなビジネスモデルでミッキーを「金のなる木」にし、ミッキーシリーズの人気を押し上げた。ミッキー、ミニー、グーフィーなどのキャラクターのグッズは最も人気があり、その他のディズニーグッズとテーマパークの収入を除いても年間利益は32億ドルに達する。

　しかし、ミッキーが「高齢化」し、ディズニーは3回の著作権危機を経験した。過去2回の著作権失効は、ディズニー背後の強大な遊説活動により、米国の著作権法が変更された。

　最初の著作権法の変更は1970年代で、当時の保護期間は56年だった。つまり、1984年にミッキーの著作権を失うことになる。しかし、ディズニーなどの企業の強力な遊説活動により、米国会は保護期間の延長を可決し、制作者の終身と死後50年に変更、企業の著作権は作品登場から75年に変更された。

　2回目の変更は1998年で、1923年に制作された作品が75年の満期を迎える時期だった。ディズニーは再び遊説活動を行い、国会は二度目の保護期間延長を可決した。

　米国が1998年に可決した最新の著作権法に基づくと、1923年に制作された作品の保護期間は満期を迎えている。1923年以降に制作された作品は、制作者の終身と死後70年、企業の著作権は作品登場から95年で満期を迎える。その時、これらの作品は「公的なもの」になり、著作権法の保護対象から外れる。

　これは、5年後に誰もがディズニーに著作権使用料を支払わずにミッキーのグッズを生産、制作できるようになることを意味する。

商標登録の可能性

　今回、ディズニーは再び遊説活動を行い国会に延期を働きかけると見られている。1998年から20年あまりで、インターネットと著作権問題が迅速に発展し、誰もがインターネットで簡単に作品を検索できるようになった。ディズニーが再び著作権を延長する場合、社会の大きな障害にぶつかる可能性がある。

　しかし、ミッキーの著作権期間が過ぎても、ディズニーはミッキーを商標登録し、他人による使用を阻止することができる。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2018年11月24日

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