米経済サイト「Quartz」は12月4日、中国の約14億人の資産が急増し、スポーツ、レジャー、洋服、靴などにお金をかける新消費者層が生まれた。これはファッション産業の運営方式に影響している。例えば、イタリアブランドのゼニアは米国ではなく中国を新商品のテスト地にし、商品が世界で売れるかを判断している。
多くの高級ブランドが中国の消費者に頼り、中国人は世界最大の高級品消費層となっている。これには国内消費と海外旅行時の消費が含まれる。若い消費者が主流となり、政府の国内消費奨励策により、高級品消費支出に占める比率が大中華圏に戻りつつある。
中国人は長期にわたり国際ブランドを好むが、本土ブランドを支持し始める中国人も増えている。マッキンゼー・アンド・カンパニー世界アパレル・ファッション・高級品事業責任者のアヒム・バーグ氏はフォーラムでこのレポートに言及した。バーグ氏は、「国際大手ブランドは冷遇されているように思う。本土ブランドが頭角を現し、影響力を持つようになった。ミドルエンド市場では国際ブランドのみを購入するという傾向が弱まっている」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年12月9日