世界賃金報告が発表 トップと最下位で100倍近くの差

世界賃金報告が発表 トップと最下位で100倍近くの差。 国際労働機関(ILO)はこのほど、『世界賃金報告2018/2019』(以下、『報告』)を発表した…

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発信時間:2018-12-12 14:55:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

   国際労働機関(ILO)はこのほど、『世界賃金報告2018/2019』(以下、『報告』)を発表した。

 

 スペイン紙『ABC』は『報告』を引用し、各国の名目賃金を同じ通貨(ユーロ)で換算すると、トップ5はデンマーク、ルクセンブルク、ノルウェー、オーストリア、米国になると伝えた。

 

 うち、デンマークの名目賃金は5324ユーロ/月、人民元に換算すると約41590元/月になる。

 

 名目賃金が低い国はアフリカとアジアに多い。ルワンダは最低で56.73ユーロ/、約443元/月。

 

 『報告』は、2017年の世界の賃金増加幅は2008年以来の最低水準になり、2008年の世界金融危機前の水準をはるかに下回ると指摘。中国の賃金増加幅は世界上位となっている。


 

中国は情勢に反して増加

 

 『報告』は136カ国の2006年から2017年のインフレ要因を除いたデータを統計。実質価値で計算すると、世界の賃金増加幅は2016年の2.4%から17年には1.8%に縮小した。

 

 ILOのガイ・ライダー事務局長は、「2018年も世界の賃金増加は引き続き鈍化する兆しが見られる。賃金増加の停滞はグローバル経済の成長と各国国民の生活水準の向上の妨げになる」と述べた。

 

 『報告』は賃金増加について分析し、G20の先進国を見ると、賃金増加幅は2016年の0.9%から17年には0.4%に低下しているが、G20新興・発展途上国は2016年から2017年まで4.9%から4.3%の間で変動しているとした。

 

写真:『世界賃金報告2018/2019』

 

 G20の先進国のうち、イギリスの賃金増加幅は最も小さく、インフレ要因を除いた実質賃金の増加幅は約5%低下し、米国やドイツなどのその他のG20主要国を大幅に下回った。

 

 世界の賃金増加は鈍化しているが、アジアは依然として勢いがある。『報告』によると、過去20年で、G20新興・発展途上国の平均実質賃金は2倍近く増加したが、先進国は9%しか増加していない。


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