外国メディア:中国は世界最大のウィンタースポーツ国家に

外国メディア:中国は世界最大のウィンタースポーツ国家に。スイスのノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング紙は12月10日、「中国は世界最大のウィンタースポーツ国家になる」という見出しの記事を掲載した…

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発信時間:2018-12-18 14:56:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 スイスのノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング紙は12月10日、「中国は世界最大のウィンタースポーツ国家になる」という見出しの記事を掲載した。

 

 北京が2022年のオリンピック開催権を得た時、中国は1本の路線を設定した。2022年までに中国のウィンタースポーツ愛好家を3億人にするという壮大な計画である。中国をよく知る人は、彼らがその数字に驚かないことをよくわかっている。

 

 スイス出身の専門家は、故郷で見られなくなったウィンタースポーツブームを目にしている。2022年までに中国は800カ所以上のウィンタースポーツ施設と600カ所のスケート場を建設する。スイスのスキー専門家ヴァン・ナット氏は、「中国は世界でスキー施設が最も多い国になった」と話す。また、中国のスキー場の質も向上している。近年、毎年新しいスキー場がオープンしている。北京冬季五輪の開催地の1つである河北省崇礼県では各種のスキー施設やホテルなどの建設が進められ、崇礼スキー場の拡張工事だけで約27億スイスフランを投資する。崇礼県は「連合国」のようになり、オーストリアのリフト、イタリアから輸入したスノーマシン、オーストリア、フランス、カナダのスキートレーナーを導入する。

 

 カナダやスイスなどの伝統的なウィンタースポーツ国家と比べて、中国人はウィンタースポーツに対して違う考えを持っている。カナダ出身のベテランスキートレーナーのエレン氏は、「彼らはこれらのスポーツに興味があるのではなく、全体の体験に関心を持っている。中国人にとって、スキーは非常に具体的な生活スタイルの一部」と話す。そのため、中国のスキー聖地はスキー以外の活動に注目し、特別な活動室、おしゃれなレストラン、カラオケなどの選択肢を設ける。

 

 スロベニアのウィンタースポーツ専門家のミクラワック氏は「中国の3億人がウィンタースポーツ愛好家になれば、世界のウィンタースポーツ市場を大きく変えることになる」と話す。現在、彼は国際ウィンタースポーツチームのメンバーで、中国のウィンタースポーツ普及を推進している。「中国の潜在力は巨大で、中国人はウィンタースポーツに飢えている状態。重要なことは、中国人に西洋の設備を使用したいというはっきりとした好みがあること」とミクラワック氏。北京のあるスポーツ用品店の店主は、輸入ブランドはウィンタースポーツ器具の売り上げの70~80%を占め、米国ブランドが最も売れており、その次に日本、イタリア、ドイツ製が売れていると明かした。

 

 中国のスキー人口はここ数年増え続け、ほぼゼロの状態から1200万人を突破した。ヴァン・ナット氏は、中国のウィンタースポーツの繁栄を感じており、中国の経済成長が続けば、スキーは中国の子供の必修科目になり、中国のスキー人口は1億2000万人になると予想する。これは中国のウィンタースポーツの巨大な牽引力であり、中国は世界最大のウィンタースポーツ国家になると見られる。世界のウィンタースポーツにおいても同じことが言え、世界のスキー人口約1億3000万人に中国の1億2000万人が加われば、スキー人口はほぼ倍になり、世界のウィンタースポーツを根本から変えることになる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年12月18日


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