国家スーパーコンピュータ天津センターが15日に明かした情報によると、中国初の1000兆回級スパコン「天河一号」が支援した国家重大プロジェクトは1600件を超え、中国の科学技術イノベーションを支える武器になった。天津センター応用研究部の孟祥飛部長によると、「天河一号」は2000項目以上の国家級・省部級の奨励成果を取得した。
「天河一号」の支援範囲は広く、ハイエンド設備、海洋支援設備、ドローンなどの数値シミュレーションのほか、バイオ医薬、インシュリンなど自主的知的財産権を有する新薬の開発支援を行い、重大な飛躍を遂げている。また、新材料研究開発分野では200以上の新材料研究チームのナノ、蓄積エネルギー、超伝導などのコンピュータシミュレーション研究を支援している。
演算能力が100京回に達する「天河三号Eクラス試作機」の研究開発にも成功し、各コア技術分野の自主イノベーションを全面的に実現した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年12月18日