イギリスの『デイリー・メール』の1月7日の報道によると、トヨタ自動車は7日に開かれたCES 2019で自動運転システム「ガーディアン」を発表した。同システムは近い将来、交通事故防止に役立つとみられる。
トヨタはカリフォルニア州で起きた3台が関係する交通事故を再現し、ガーディアンの技術はこのような事故を回避できると紹介した。トヨタは、ガーディアンは、「ドライバーの代わりではなく、ドライバーのコントロール強化」を主旨とした設計で、潜在的な事故を認識し注意を促し、必要時には操縦を引き継ぐと説明。
トヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)のギル・プラットCEOはラスベガスで開いた記者会見で、「私たちは道義上の責任を担い、自動運転技術の応用でできるだけ早く多くの命を救いたいと考えている。これが過去1年間、TRIがガーディアンに力を注いだ理由である。ガーディアンは人と機械の技能と優位性を合わせ、調和をとっている。運転時、ガーディアンが危険を察知しなければ、ドライバーが操縦し続ける」と話した。
トヨタはガーディアンをトヨタe-Paletteの標準装備にする方向で進めている。トヨタは、同システムの作業原理はパイロットと戦闘機の関係に似ていると説明。しかし、この技術の発展はまだ長い道のりを行かなければいけない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年1月9日