顔認証決済はモバイル決済より安全 大衆に受け入れられるか

顔認証決済はモバイル決済より安全 大衆に受け入れられるか。

タグ:顔認証決済

発信時間:2019-01-15 16:20:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


顔認証決済の時代到来か


 食事、買い物、病院など、中国では携帯電話さえあれば日常の消費が可能で、モバイル決済は生活を便利にしている。しかし、技術は思いがけない速さで世代交代し、支付宝は最新の顔認証決済システム「蜻蜓」を開発し、顔認証での消費を可能にした。顔認証決済が本当に来たのか。モバイル決済と比べて、安全性はどうか。今後、決済方式の主流になるのか。


顔認証決済はどのように実現したのか


 優唯視股フェン有限公司の張少奎副総経理は『科技日報』の取材に対し、「顔認証決済は顔認証とパスワードレス決済を組み合わせたクイックペイ方式で、無人店、スーパーでの会計、会社の食堂などに応用可能。登録後に携帯電話を使わず、入力なしで決済できる」と紹介した。


 顔認証関連の開発に長期携わる張少奎氏によると、顔認証は「1対N照合」の顔認証技術を通し、本人写真とデータ内の写真を照合して身分を確認する。パスワードレス決済はパスワードレスの権限を持つ決済方法で、カード決済または残額決済を自分で選べ、支付宝の花唄信用決済などがそうである。


 顔認証決済の具体的な手順は次の通り。まず、支付宝に写真をアップロードし、システム分析認証を経て決済口座をバンドリングする。次に商品のコードを読み取る。顔認証決済を選択し、顔をカメラに向けて認証し、携帯電話の下4桁を入力すれば決済が完了し、レシートが自動で出てくる。行き慣れた場所であれば、携帯電話番号を入力する必要はない。


 張少奎氏によると、顔認証決済はアップロードされている写真とカメラで撮影した写真が同一人物であるかを判断し、認識率は99%に達する。支付宝の顔認証技術は顔のパーツ特徴分析アルゴリズムを採用し、コンピュータビジョンで映像から顔の特徴を取得し、生物統計学の原理で分析し、顔の特徴テンプレートと被測定者の顔写真の特徴を分析し、結果をもとに相似比を出して同一人物かどうかを判断する。顔検定、顔分析、生物検定、顔照合の複数の技術が含まれる。


 張少奎氏は、「モバイル決済が普及し、第三者決済サイトの市場競争の新たな手段として、顔認証が次の戦場になっている。中でも3D顔認証はデータ情報を取得でき、巨大な市場になる」と話す。これも支付宝、WeChat、銀聯の3社が顔認証決済に次々と参入した理由である。現在の動向を見ると、中央銀行も顔認証決済を奨励し、老舗の銀聯の参入は顔認証決済の本格化と言える。

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