嫦娥4号の月上陸写真は偽造? NASAが全面否定

嫦娥4号の月上陸写真は偽造? NASAが全面否定。

タグ:嫦娥4号

発信時間:2019-01-18 15:43:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 嫦娥4号が月に着陸したが、西側には「陰謀論」の見方もあり、中国の月上陸の写真と映像は偽造したものであり、計画そのものにからくりがあると主張している。海外のネットユーザーはこの見方はでたらめだと指摘し、米航空宇宙局(NASA)も中国の味方をしている。


 イギリスの『デイリー・エクスプレス』は15日、中国の嫦娥4号が1月上旬に月の裏側に着陸したことは当時のトップニュースになったと伝えた。中国公式メディアは当時、嫦娥4号が月の裏側に着陸し、人類の月探査の歴史の新たな章を切り開いたと論じた。しかし、声明を発表しただけで、中国は今回の任務の多くの情報を明かしていない。


 記事によると、中国の透明性に欠けるやり方、さらに月上陸の映像から、中国は月上陸任務を偽造したと一部で思われている。写真の1枚に、月探査車の前に白い線が写っており、「消し忘れた道具の跡」と見られている。UFO追跡者のスコット・C・ウェアリング氏は、「中国が公開した写真には月の岩石が写っておらず、この任務が月で行われていないことを示す」との見解を示した。


 一方、あるネットユーザーは、完全な映像を見れば、これらの「陰謀論」を簡単に覆せると反発。中国側が公開した映像を見ると、玉兔2号が月面で方向転換する際に車体の下に「陰謀論」主張者が発見した白い線があり、車体または太陽電池パネルの反射光であることは明らかであり、玉兔2号の方向転換に合わせて地面を移動している。


 これらのでたらめな見方に対し、中国は反論せず、NASAが全面否定している。イギリス紙『メトロ』の15日の報道によると、NASAの科学者は「嫦娥4号は1月3日にフォン・カルマン・クレーターに着陸し、その後に周囲の環境のカラー写真を地球に送り返した」とする声明を発表した。またNASAは、嫦娥4号の着陸地点の衛星写真を公開。『デイリー・エクスプレス』も、インターネット上に中国の月上陸が「偽造」だという「陰謀論」が登場したが、中国以外の科学者らも中国はこの任務を成功させたと見ていると論じた。ドイツのミュンスター大学の惑星地質学者のキャロライン・ファンデルボルト博士は、「この任務は月探査分野における重大な成果であることは間違いない」と話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年1月18日


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