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japanese.china.org.cn |19. 01. 2019

天然氷を採る人たち 厳冬の中、毎日10時間あまり

タグ: 天然氷



 今は北方の漁師が天然氷を採るのに最も相応しい時期だ。「魚米の郷」と言われる遼寧省東港市では、凍った河の上で漁民たちが忙しく氷採りする姿を見ることができる。氷を採って運び、保存する姿は、この地の名物風景になっている。


 毎年「三九(冬至から3つ目の9日を迎えた時期、つまり冬至から19日~27日の期間)」は、もともと冬は暇な漁師たちが忙しくなる時期である。夏に漁に出かける4000隻近くの漁船が当地にあるが、彼らは大量の氷を使って海産物の鮮度を保つ必要がる。


 そのため、「三九」に入ってからの約30日間は、彼らが氷を集める絶好の時期となる。氷の量を確保するため、漁師たちは毎朝4時に起き、厳冬のなか夜7時まで忙しく働く。


 採掘した氷は露天の広い場所に積み上げる。それから藁や草で覆う。当地の漁師たちは、数千年続いたこの保存方法を用いてきた。熱くなる夏でも、氷が当初の姿を崩すことはない。漁師たちの資金の節約ができると共に、彼らに大きな経済価値を生みだしている。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年1月19日


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