中国民航局の董志毅副局長は国務院新聞弁公室の記者会見で、春運(春節帰省ラッシュ)期間の民間航空の旅客輸送量は延べ7300万人の過去最高に達する見通しで、ラッシュに対応するため、上海浦東など10の大型空港が国内便の運行時間を延長すると明かした。
国務院新聞弁公室の記者会見で、中国民航局の董志毅副局長は2019年の春運情勢と作業状況について以上のように説明した。
董志毅氏によると、今年の春運、民間航空の旅客輸送量は過去最高を記録し、前年比約12%増の延べ7300万人に達する見通し。主要観光都市および出稼ぎ労働者の出身地への移動が多い。
今年の春運は前年より11日早く、前半は出稼ぎ労働者、学生、家族に会いに行く人などの移動がピークになり、春運保障作業は大きな圧力に直面している。民航局は関係部門や地方政府と協力し、民間航空とほかの乗り物の連携を強化し、旅行者の移動ニーズを満たし、安全・スムーズ・心温まる利用に努めている。
まずは安全を保障する必要がある。隠れた危険の改善とリスクの管理を実施し、安全責任体系の構築、防空安全・危険物輸送安全を強化し、安全な運航を確保する。
次に、スムーズな移動を保障する必要がある。市場ニーズに基づき、チャーター機や臨時便を増やし、安全を前提に各空港の保障能力を適度に引き上げる。民航局はラッシュに対応するため、上海浦東など10の大型空港で国内便の運行時間を延長する準備を進めている。
さらに董志毅氏は、温かいサービスにも心がける必要があると強調。民航局は今年、2018年人民のためのサービス措置8項目を基礎に、サービスの質を引き上げる9項目の措置を打ち出した。春運期間、「ペーパーレス」サービスをアップグレードし、乗車券の販売・払い戻し・変更作業を規範化し、機内食の種類を増やし、機内・地上のサービスの質、特殊な消費者層へのサービスを向上させるなどし、民間航空のサービスの質を全面的に引き上げる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年1月21日