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japanese.china.org.cn |11. 02. 2019

春節の過ごし方の変化が示す中国発展の活力

タグ: 春節 過ごし方 変化

生活ニーズの増加、「外国産正月用品」人気を後押し

 

 春節ムードは正月用品の準備段階から高まり始める。

 

 北米産クランベリー、ミャンマー産アボカド、ニュージーランド産銀だら、米ボストン産ロブスターなど、青島市出身の張さんの家の冷蔵庫は外国産の正月用品が半分以上を占めている。

 

 張さんは、現在は「外国産正月用品」の品種が多く、価格も良心的で便利で、家族で春節に食べるのにちょうどよいと話す。

 

 今年の春節、「外国産正月用品」は人気を集めた。一部のECサイトの売り上げデータを見ると、アラスカ産タラバガニ、フランス産ブルーオマール海老、チリ産チェリー、オーストラリア産牛乳などが新年に庶民の食卓に並んだ。

 

 正月用品が1980~90年代は「揚げ菓子と飴」だったのが今では「海鮮とナッツ」に変化し、これは人々の消費が「腹が満たさればよい」から「おいしいものを食べたい」、価格重視から品質重視へと変わったことを示している。

 

 「京東到家」が先日発表した『2019年中国正月用品消費報告』によると、品質は正月用品購入で最も重視する点となり、日常消費において「幸福感」を重視するというグレードアップの特徴が現れている。

 

 春節期間中、インターネット消費、カスタマイズ消費、体験消費、スマート消費などの新興の消費スタイルが人気を集めた。商務部の調査によると、旧暦の大晦日から1月6日(2月4日から10日)までの全国の小売・飲食企業の売上高は約1億50万元で、前年同期比8.5%増加した。

 

 春節前、順豊速運や菜鳥物流などは春節中も休まず営業することを約束した。菜鳥の輸入物流データを見ると、広州、深セン、杭州、寧波などの港は国内外の消費者のニーズに応じるため春節中も忙しく稼働した。

 

 中国貿易促進会研究院国家貿易研究部の趙萍主任は、「外国産正月用品の人気は人々の消費レベルのグレードアップと消費ニーズの多様化を反映している。中国の商品型消費は引き続きローエンドからハイエンドにグレードアップし、革新型消費と品質消費は新たな成長段階を迎えるだろう」と話した。


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