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japanese.china.org.cn |11. 02. 2019

(動画)新疆野生馬繁殖研究センターを訪ねて

タグ: 野生馬 モウコノウマ


 新疆野生馬繁殖研究センターは新疆ウイグル自治区昌吉州吉木薩爾県内、ウルムチ市から130キロ離れた場所に位置し、面積約3万ムー、モウコノウマ保護プロジェクトを行なっている。モウコノウマ保護プロジェクトは中国が最初に立ち上げた8つの重点保護野生動物の保護プロジェクトの1つで、新疆が唯一再導入したプロジェクトでもある。同センターの基本任務は、人工飼育・繁殖を通し、モウコノウマの個体群の発展に取り組み、モウコノウマの個体群の放し飼いと繁殖の経験をまとめ、モウコノウマの野生化研究実験を行い、最終的に自然に返すこと。

 

 春節前の2月2日、記者はマイナス20度以下の中で研究センターを訪れた。センターのチーフ技術者のエント・マーク氏が20年以上勤務する研究センターを案内してくれた。

 

 マーク氏によると、センターは1985年以降、イギリス、米国、ドイツからモウコノウマ24匹を導入し、細かい技術プランを制定し、適応性飼育保護、柵内繁殖、半放し飼い、自然飼育、自然生活などに30年以上取り組み、2018年中頃時点でセンター内のモウコノウマの個体群は413匹に達した。うち、野生に返したモウコノウマは200匹。

 

 モウコノウマの導入後、適応、繁殖、1代目・2代目・3代目・4代目繁殖の難関を経験し、すでに6代のモウコノウマの繁殖に成功した。平均生存率は85%に達し、世界一を誇る。2001年8月28日、センターは初めて卡拉麦里自然保護区で27匹のモウコノウマを野生に返し、「野生馬を故郷に返す」計画はついに「野生馬を野に返す」という最初の目標を実現させた。

野生馬センターのチーフ技術者のエント・マーク氏


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