ロイター通信によると、エアバスは14日、売上不振が数年続いていることを理由に大型旅客機A380の生産を停止すると発表した。
報道によると、A380は2層構造の世界最大の旅客機で、定員544人。エアバスはボーイング747旅客機に挑戦する目的で同型旅客機を製造したが、航空業者からはよりコンパクトなジェット旅客機が人気で、A380は地位を確立できなかった。
最後のA380は2021年に交付するという。そのほか、ロイター通信が真っ先に報道した再編計画を認め、A380の最大の顧客であるエミレーツ航空はA380の注文数を減らし、70機のA350とA330に変更する計画だと明かした。
以前の報道によると、エアバスは1月31日、エミレーツ航空とA380の注文について協議したことを認めたが、詳細については明かさなかった。当時、A380は「先が長くなく」、生産ライン閉鎖により資源をその他の生産にまわせると分析された。エミレーツ航空がA350に変更すれば、2014年のA350大量キャンセルの穴を埋めることができる。A350はボーイング777と787旅客機の主なライバルモデルである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年2月15日